屋久島日記

屋久島生活

簡易水洗式トイレのケア

あなたは、トイレの水を流した後のことって考えたことありますか?

 

私はこれまでの人生で、今朝ほどこのことを考えたことはなかったかもしれない

 

8月の末頃からなんだか外から時折酷い匂いが家の中に入ってくるようになった

それは、時間帯はあまり関係なく不意に入ってくる
お手洗いからとかではなく必ず外から

夏の暑さのせいで何か腐ってたり発酵してたりするのかな、と思っていたんだけど。。。

 

集落のおばあちゃんから、
「あなたのところ、トイレの槽が漏れていない?」
と指摘を受けた

 

初め、何を言われているのかよくわからなくて現場まで一緒に行く
家の外にある便槽の蓋からうっすらと水のようなものが漏れている

「これがすごく匂うの。中がいっぱいなんじゃない?」

 

恥ずかしながら、その時まで私は、

簡易水洗トイレの便槽の汲み取り依頼は自分でしなくちゃいけない

なんて知らなかった

 

東京で生活していた時は下水が通っていたから、汲み取りなんてそもそも必要なかったし、
下水が通っていない地域で生活していた時も、月に1度、市から行政サービスで衛生車が回ってきていた

 

がしかし、ここ屋久島の私の集落では、自分で清掃業社を手配して便槽の汲み取り依頼をする必要があるそうなのだ

 

そうか、ここ何日もひどい匂いがしたのは、うちが原因だったんだ!
青天の霹靂とはまさにこのこと

 

おばあさんにお礼と謝罪をして、すぐに大家さんに連絡
大家さんは、引越し当初に私にちゃんと伝えていなかったことを謝罪すると
屋久島衛生社」という清掃業社の電話番号を教えてくれた

 

「連絡して、いっぱいになって溢れてるから申し訳ないけどすぐにきてくださいというのよ」
言い方まで指導される

アドバイスに従い電話をしたら幸い、翌朝にはきてもらえる事に
ここまでが昨日の話

 

そして今朝8:30
待望の衛生社から作業員の方が衛生車と共にきてくれた

 

私は、作業の風景ってとても好き
正直、なかなかの匂いだったんだったけど、好奇心が優りじっくりと汲み取り作業を観察させてもらう
作業員の方の手際があまりにも良くてみとれてしまった

 

おばあさんの言っていた通り、本当に槽の蓋ギリギリまで汚水が溜まっていた。
表面にはなんか虫(多分ハエの幼虫)も沸いてたりしてなかなか凄まじい様相を呈していた

 

ふと、今やっている日曜劇場のVIVANTというドラマで、
主人公たちが肥溜めに隠れたシーンがあったなあ、これを顔につけるとかすごいなあ、
などと呑気なことを考えているうちに終了

 

代金をお支払いして、車を見送り、家に戻る
まだ9:00前なんだけど、大仕事を終えたようなスッキリとした気分

 

もう、このようなことがないようにしようと反省

周囲は幸い畑や空き地が多い地区なので、近所の人のお家まではそれほど悪臭が行ってなかっただろうと思いたいけど、風向きによっては迷惑した日もあっただろうな

あとでわかる範囲でお詫びに伺おう

 

うちの便槽の場合、3ヶ月に1度くらいの頻度で汲み取りをお願いすると良いそう
なので、次は12月になる前に必ず連絡しようと強く心に誓った

 

それではまた、めっかりもうそう

 

今回お願いした「屋久島衛生社」さん

貸し家の場合は大家さんの名義も必要です